“ 挫折を経験したからこそ、得たものがあります ”

久留米地区統括　大石 泰治

 

私は人生で２度、絶望を感じました。

日常のあらゆることが困難で、できることはただ生きていることだけでした。

そんな私が、今はリカバリーして元気に働いています。

それは自分の努力も少しはありますが、家族や友人、いろんな人が助けてくれたからです。

周りの人の助けがあったから、自分は生きてこられました。

病気からリカバリーしていく過程で、自分の心が優しく耕されて、病気する以前の自分より心の許容量がかなり大きくなりました。

病気をしたことで、人の温もりや優しさをとても感じられるようにもなりました。

 

病気は大きな困難を運んできましたが、それ以上に大きな恩恵を頂きました。

リカバリーセンターは誰もがリカバリーできる場所でありたいと考えています。

過去の事は少し横に置いて、現在、そして未来の事について一緒に考え行動していきましょう。

未来は明るいと信じ、希望を胸に日々生きていると、必ずリカバリーが生まれます。

皆さん一人一人がリカバリーしてくことが、私の大きな願いです。

 

病気はあなたの一部分でしかなく、あなたの全てではありません。

現在何もできないと思っている方でも、自分自身のリカバリーを信じることから、全てが始まります。

私やリカバリーセンターの仲間たちと一緒に、リカバリーの道を歩んでいきませんか。

誰にでも可能性や希望があるように、あなたにもあなたにしかない可能性や希望があります。

それを信じ、共にリカバリーしていきましょう。

私たちはあなたのリカバリーを信じ、応援していきたいと心から思っています。

私たちと共にリカバリーしていきましょう。

“ あなたが安心できる場所でありますように ”

管理者　入部 陽子

 

リカバリーセンターくるめは、元気になれる場所、楽しみに思える場所、安心できる場所、

ゆっくり自由に過ごせる場所、また来たいなって思える場所であってほしいと思っています。

 

私は二十歳の頃からやっかいな癖と付き合わなければいけないようになりました。

一時的にですが、仕事を辞め家に引きこもっていたこともあります。

不安でとても辛い時期でしたが、そこから立ち上がってこられたのは私にはそういう場所があったし、

そこに集まった人がいたからです。

そこにいた人は、私の話を聞き、助けになってくれました。仕事をがんばっている人もいました。

安心できる場所、安心できる人との関わりの中で勇気づけられ、希望を持つことができ、

少しずつ元気になることができました。

 

もちろん楽しいことばかりではありませんでした。うまくいかなかったこともあります。

でもそこから学んだことも大きかったです。リカバリーセンターくるめでたくさん学んでください。

私たちスタッフも学びの途中にいます。

一緒に歩んで行きましょう。

“ こんなのあったらいいな、を形にした事業所です”

福岡地区統括　鷹尾 和顕

 

私自身、精神障がいの当事者であり、福祉サービスを利用し元気になってきました。

その過程で経験したことが、私の福祉の原点であり、支援者としてのベースになっています。

 

病気で不安や絶望感・孤独感でいっぱいの中、「安心できる居場所」ができ、

「仲間や家族、信じてくれる支援者」に助けられ、「役割と役立つ実感」を得ることで自尊心が回復し、僅かな希望や気力が湧いてきました。

こういった経験はどんなに小さなことであっても、本人にとってはものすごく大きな意味を持つことを実感しました。

 

新しくできたリカバリーセンターふくおかも、私たち当事者目線で「こんなのあったらいいな」を

形にした事業所です。利用する方が安心して落ち着ける環境になるよう、まず自分たちが

ここに居たいと思える場所を作りました。

 

私たちは実体験から、誰もがリカバリーできると信じています。

そして小さなことの積み重ねがとても大切であると感じています。

ひとりでも多くの方がこの場所からリカバリーの道を歩んで行けるよう、

いろんな経験を皆で共有していけたらと思います。